Ryo Sasagawa's Blog

笹川諒/「短歌人」所属/「西瓜」「ぱんたれい」同人

最近の活動まとめ(2024年)

最近の活動まとめ(2024年5月3日更新) ※2023年はこちら→最近の活動まとめ(2023年) - Ryo Sasagawa's Blog ☆短歌作品 ・「猫の髭」5首(『次世代短歌 新作集2024』) ・「冥府行」5首(「短歌研究」2024年5+6月号) ・「柚子のゆうれい」10首(「短歌研究…

『水の聖歌隊』以降の歌、とりあえず20首

『水の聖歌隊』以降の歌、とりあえず20首 笹川諒 青白く月はこぼれて神職を選んだユリスモールのその後 リョウちゃん、と渚カヲルの声で聞くさらば全てのエヴァンゲリオン とうめいな野原にとうめいな野原を 痛むのは縫い合わすときだけ 祈りつつ言葉を探す…

競技かるたの大会記録(編集中)

【個人戦】 2014年度 11月 奈良大会 A級4位 1月 太宰府大会 A級3位 2013年度 4月 熊本大会 A級4位 2012年度 4月 兵庫大会 A級4位 6月 宗像大社大会 A級優勝 3月 宇佐神宮大会 A級4位 2011年度 6月 丹波篠山大会 A級4位 9月 佐賀大会 A級4位 10月 香川大会 A…

「ボトルシップ」6首

ボトルシップ 笹川諒 朝露のホールデン少年はまず何をするのだろう退院後 昨日夢の中でも夢を見た人がみんな集まるBIGMAN前 原野、それから誰かが歌うサンタ・ルチアを思い言葉をはかなく尽くす 存在しない詩誌の名前が朗らかに眠るよはつなつのつま先…

MITASASA増刊号(歌集を読む!編8)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編8)の配信を開始しました! 今回はPDFでの公開も行っておりますので、お好きな方法でお読みいただけましたら幸いです。 多賀盛剛『幸せな日々』の、15名による一首評です。 【寄稿者のみなさま(五十音順・敬称略)】 伊東黒…

原稿募集のお知らせ(MITASASA増刊号・『幸せな日々』)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編8)の原稿を募集いたします! これまで七回にわたり、歌集を読む!編のネプリを発行してきましたが、八回目となる今回は、多賀盛剛『幸せな日々』(ナナロク社、2023年)の一首評企画を行います。 歌集を既に読んだ人にとっ…

「詩線」に掲載された永井陽子の歌(「短歌人」2022年9月号)

「詩線」に掲載された永井陽子の歌 笹川諒 「詩線」は、学生時代に同じ文芸部に所属していた大西美千代(詩)、黒田百合子(エッセイ)、永井陽子(短歌)の三名によって、一九七五年に創刊された同人誌だ。その後、瀬川良子、松平盟子も加入したが、十二号…

「ぱんたれい」vol.3販売情報(随時更新)

【「ぱんたれい」vol.3販売情報 2023年6月11日更新】 「ぱんたれい」vol.3を発行いたしました。 販売情報をこちらのページにてお知らせいたします。 ☆BOOTHによる通販(特典フリーペーパーあり) ぱんたれい - BOOTH ☆購入可能な書店 ※敬称略 ・がたんごとん…

最近の活動まとめ(2023年)

最近の活動まとめ(2023年12月27日更新) ※2022年はこちら→最近の活動まとめ(2022年) - Ryo Sasagawa's Blog ☆短歌作品 ・「ダスティーミラー」10首(「西瓜」第十号) ・「画商」8首(「かばん」2023年8月号) ・「カンタベリー」7首(ウェブサイト「詩客…

小黒世茂『九夏』

小黒世茂『九夏』評 笹川諒 「玲瓏」所属の著者の第六歌集。 しづみゐし空母信濃に白骨をゆらすかそかな水流あらむ 雲つぎつぎ雲をうみだす南端のちひさな石碑にしらゆり挿せり 歌集のタイトルでもある「九夏」という一連より。第二次世界大戦中に撃沈され、…

「流動」8首(「短歌人」2021年8月号)

流動 笹川諒 青空にブローチの針を刺すような痛みのことをうまく言えない 自然体を意識するほど最寄り駅のサイズはいつもと違って見える 梅雨の月 水に近づく生き方と遠ざかる生き方とそのほか 十四、五年を滴らせつつやって来るから亀って夢の中ではこわい …

20代・30代会員競詠 8首(「短歌人」2022年8月号)

20代・30代会員競詠 8首 笹川諒 神に鬱きざして春のひとしれず青く塗られてゆくハーモニカ 自分の性格がわからない川沿いの桜に首を絞められながら わたしがいちばん図形だったとき、梅田でも迷うことはなかった 少しだけ歴史を信じるのもいいね旅の終わりに…

トークイベント「水の聖歌隊は鬼と踊る」開催

6/12(日)に梅田Lateralさんでトークイベント「水の聖歌隊は鬼と踊る」を開催します。笹川諒『水の聖歌隊』・三田三郎『鬼と踊る』の二冊の歌集を、土岐友浩さんをまじえて読み解きます。 詳細は下記のリンクよりご確認ください。 lateral-osaka.com

暮田真名さんの川柳について書いたもののまとめ

暮田真名さんの川柳について、過去に書いたものをまとめてみました。 どうしたら備長炭へご挨拶/暮田真名 意味不明なことを言っているように見えて、不思議と整合性がある。「備長炭」という単語の字面や響きのいかめしさ、実物のビジュアルの無骨な感じは…

1月31日の日記

短歌でお世話になっていた方の訃報を立て続けに聞いて、気持ちが沈んでいる。 小川佳世子さん 2018年頃から超結社の歌会でたびたびご一緒していた。僕の歌が1票とかのときに、小川さんが票を入れてくださっているということが不思議と何回かあった。そういう…

最近の活動まとめ(2022年)

最近の活動まとめ(2022年12月8日更新) ※2021年はこちら→最近の活動まとめ(2021年) - Ryo Sasagawa's Blog ☆短歌作品 ・「echo」12首(「歌壇」2022年12月号) ・「似非詩人の夏」10首(「西瓜」第六号) ・20代・30代歌人競詠 8首(「短歌人」2022年8月…

MITASASA増刊号(歌集を読む!編7)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編7)の配信を開始しました! 今回はPDFでの公開も行っておりますので、お好きな方法でお読みいただけましたら幸いです。 三田三郎『鬼と踊る』の、13名による一首評です。 【寄稿者のみなさま(五十音順・敬称略)】 大橋なぎ…

原稿募集のお知らせ(MITASASA増刊号・『鬼と踊る』)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編7)の原稿を募集いたします! これまで六回にわたり、歌集を読む!編のネプリを発行してきましたが、七回目となる今回は、三田三郎第二歌集『鬼と踊る』(左右社、2021年)の一首評企画を行います。 新型コロナウイルス感染…

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第三回:笹川諒「第二歌集での進化」

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第三回:笹川諒「第二歌集での進化」 1日を2万で買ってくれるなら余生を売ってはいさようなら 足痛いふりして歩く足痛い方が健康なような気がして ほろ酔いで窓辺に行くと危ないが素面で行くともっと危ない 第一歌集の『…

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第二回:岡本拓也「資本論」

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第二回:岡本拓也「資本論」 七に二をたしゃ九になるが 九になりゃまだまだいい方で 四に四をたしても苦になって 夢は夜ひらく と三上寬が「夢は夜ひらく」で歌っているのを、三田三郎という、その名に含まれた数字を掛け…

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第一回:多賀盛剛「千鳥足の菩薩」

三田三郎『鬼と踊る』リレー推薦文 第一回:多賀盛剛「千鳥足の菩薩」 千鳥足で来世へ向かう人間を輪廻からつまみ出すピンセット 鬼と踊るは、さいごこの短歌でおわる、 古代インドには因果応報ていうかんがえがあった、すべてのことには原因があるてかんが…

MITASASA増刊号(歌集を読む!編6)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編6)の配信を開始しました! 今回はPDFでの公開も行っておりますので、お好きな方法でお読みいただけましたら幸いです。 笹川諒『水の聖歌隊』の、19名による一首評です。 【寄稿者のみなさま(五十音順・敬称略)】 秋月祐一…

橘夏生『セルロイドの夜』の、好きな歌10首

「短歌人」の橘夏生さんの第三歌集、『セルロイドの夜』。六花書林、2020年。 巴里のふゆ書割りめきて羞(やさ)しきを睫毛に雪をためしリセアン 朱(あけ)の甍に雲すぎゆきぬサンタ・マリア・デル・フィオーレに春を残して 雨の朝上海に死すことのほか希ひ…

橘夏生『大阪ジュリエット』の、好きな歌10首

「短歌人」の橘夏生さんの第二歌集、『大阪ジュリエット』。青磁社、2016年。 けふもまた「恋は水色」の音にのつてわらびもち売り来たる不可思議 二十三階のバルコニーにて川本くんを待つわたしは大阪ジュリエット 都こんぶ嚙みつつおもふ夜の底森茉莉にさへ…

橘夏生『天然の美』の、好きな歌10首

「短歌人」の橘夏生さんの第一歌集、『天然の美』。雁書館、1992年。 羅(うすもの)をまとへばつねに身になじむわたくしといふ存在はこれ なだらかな雲の波なすアルペジオわがために来し夏ぞとおもふ 性愛なぞに誰が惹かれる湯の底でわがくるぶしがうすく光…

原稿募集のお知らせ(MITASASA増刊号・『水の聖歌隊』)

MITASASA増刊号(歌集を読む!編6)の原稿を募集いたします! これまで五回にわたり、歌集を読む!編のネプリを発行してきましたが、六回目となる今回は、笹川諒第一歌集『水の聖歌隊』(書肆侃侃房、2021年)の一首評企画を行います。 新型コロナウイルス…

『水の聖歌隊』感想・書評などまとめ

『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)にいただいた感想・書評などをここにまとめています。 (2024年4月20日更新) ○雑誌・新聞など ・内山晶太さん 角川「短歌」2021年4月号 「歌壇時評」 ・江戸雪さん 「NHK短歌」2022年9月号「恋をしたなら」 ・生沼義朗さん 「…

「投手としての笹川さん」三田三郎

投手としての笹川さん 三田三郎 笹川さんはまず、ピッチングの基本であるストレートが素晴らしい。そして、笹川さんのストレートは、打者の手元で微妙に動く今はやりの「ツーシーム」ではなく、ボールの縫い目にしっかりと指をかけて投げる、回転が美しく打…

最近の活動まとめ(2021年)

最近の活動まとめ(2021年12月3日更新) ※2019年以前はこちら→最近の活動まとめ(2019年) - Ryo Sasagawa's Blog ※2020年はこちら→最近の活動まとめ(2020年) - Ryo Sasagawa's Blog ☆短歌作品 ・「素描」20首(「うたとポルスカWeb」) 【短歌20首】素描 …

第一歌集『水の聖歌隊』発売!

書肆侃侃房さんの新鋭短歌シリーズ(第5期)の一冊として、 第一歌集『水の聖歌隊』を刊行することになりました! 監修・解説:内山晶太さん、装画:坂月さかなさんです。 発売日は2月7日ですが、既にAmazonから予約が可能です。 お読みいただけましたら嬉し…