Ryo Sasagawa's Blog

笹川諒/「短歌人」所属/短歌のことを書いていこうと思ってます。

『短歌人』2019年4月号の、好きな歌10首(会員欄)

子と夫に呼ばれ続ける一生の吹雪の窓に咲く君子蘭(小原祥子)

 

あを以外アリスのドレスを何色に塗るか悩みて過ごすひねもす(岡本はな)

 

食塩水ばかり作らせる教科書の文章題をココアに代える(柳橋真紀子)

 

ことば言葉ことばの合間に山茶花がちらほら咲いている真夜中の(千葉みずほ)

 

うちテレビないんですよと言うときの感じを今は思い出せない(山川創)

 

旅をしようよものすごくにらむ猫の耳に西日が当たっている(国東杏蜜)

 

過ぎ去ったバス停横のベンチには死の入り口が腰掛けていた(鈴木秋馬)

 

総務部ができて半年 総の字を好きだと思う 代印を押す(山本まとも)

 

大きめの旅行鞄に文庫本一冊入れて列車でゆこう(田上暁子)

 

日常で作られているわたくしの体はどんな味であろうか(笹渕静香)

 

※掲載ページ順です。万一誤字・脱字等ありましたら、すみません。