ちょっと時間が経ってしまったのですが、最近書いたものをまとめておきます…。
「川柳塔ミニエッセイ」に暮田真名さんの『補遺』に収録されている、<どうしたら備長炭へご挨拶>という句について文章を書きました。
暮田真名さんの川柳はとても面白くて、『補遺』と『当たり総集編』をよく読み返しています…!
そろばんを囲んだ そんな夏はない
音がないところもあるが友達だ
もしかして更迭されてゆくイルカ
かなしみと枯山水がこみ上げる
どうしたら備長炭へご挨拶
(暮田真名『補遺』より)
それから、御殿山みなみさんの『あみもの』第二十号に投稿しました。もう次の二十一号が発行されていますが、バックナンバーもPDFで閲覧できますので、もしよろしければ…。「渡ってしまう」という11首の連作です。
パイナップルジュース(ひかりのような嘘)君は何回でも眠るから
今でも君の中にあるのか僕にはあるけれども君のさびしいルクア
(笹川諒「渡ってしまう」『あみもの』第二十号より)
『あみもの』は初めての参加だったのですが、編集後記での御殿山さんの感想を皮切りに、twitterでの歌の引用や評、感想ツイキャスなど様々なフィードバックをいただけて、貴重な経験になりました。本当に有難うございました。