平均律 笹川諒 夏のにおいがする方へ 心を広げてゆくと 青いマッチ箱があった あなたはそのマッチ箱に座って しかし 僕には決して見えない方の右手で 湖と詩とが互いに蝕み合わないように よく抑えている 「自己修復という語彙をひとしく交換して」 僕たちは…
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