Ryo Sasagawa's Blog

笹川諒/「短歌人」所属/短歌のことを書いていこうと思ってます。

『短歌人』2018年7月号の、好きな歌10首(会員欄)

今朝ひとつ覚悟のようなかなしみが風に揺れたりテッポウユリよ(高良俊礼)

 

降る音が雨と気づけり薄闇の小さき神社に我が耳ふたつ(古賀大介)

 

あゆみよることですか はい。がいじんの配るカレーのビラも受け取る(鈴木杏龍)

 

忘れずにいてほしいのは約束じゃなくて今夜が雨だったこと(鈴掛真)

 

まるでパウル=クレーのような春の水 いつか溺れてしまう夕暮れ(千葉みずほ)

 

トーストにココナッツオイル垂らすときふいに不安は鳩尾をうつ(笠原真由美)

 

急用で、としか言えないシチュエーション この世にあったのでガストから走る(佐々木紬)

 

恒星が小屋に来てゐた。彼は声で、夜の広さを明らかにする。(鈴木秋馬)

 

母の句に私のことは出て来ない私は母を詠んでゐるのに(浅野月世)

 

木炭がこすったような雨の中ティースプーンがあつめるひかり(佐藤ゆうこ

 

 

※掲載ページ順です。万一誤字・脱字等ありましたら、すみません。