Ryo Sasagawa's Blog

笹川諒/「短歌人」所属/短歌のことを書いていこうと思ってます。

『短歌人』2018年6月号の、好きな歌10首(会員欄)

異国では誰かがひとり涙する君がくしゃみをひとつするとき(鈴掛真)

 

鈍感になればなるほど浮いているような心地のカフェテリア内(小玉春歌)

 

見えているもののすくなさ 卓上の春雨炒めぎらぎらし過ぎ(相田奈緒

 

戸口にて夢見るやうに取り落とす。鍵に映つた朝の景色を(鈴木秋馬)

 

終わりなき更紗模様の世界樹よ君の描きしイグドラシルよ(笠原真由美)

 

照らされたさくらは汚い ガラケーで撮ったみたいで目がはなせない(浪江まき子)

 

いま言葉はつる植物のやわらかな曲線を描き私に触れる(千葉みずほ)

 

「自販機の人」と呼ばれる名前ではなくてなんだか気が楽でいい(宗岡哲也

 

時間が経つまで待っているので水戸黄門から大相撲まで早くして(佐々木紬)

 

いちどきり川の近くに出逢ひたる樹木がありて憧れやまず(富樫由美子)

 

 

※掲載ページ順です。万一誤字・脱字等ありましたら、すみません。