Ryo Sasagawa's Blog

笹川諒/「短歌人」所属/短歌のことを書いていこうと思ってます。

短歌における図書館活用法①

こんばんは、笹川です。今日は「短歌における図書館活用法①」ということで、お近くの公共図書館を活用して、絶版等で入手困難な歌集を無料でどんどん読む方法をご紹介します。東京都心にお住まいの方は、国立国会図書館の東京本館に行けばたいていの歌集は読めるかと思うんですが、地方在住だとそうはいきませんので…。

 

今回は大阪府豊中市民という設定で、説明します(昨年まで僕は豊中市民でした)。

探す歌集は、黒瀬珂瀾さんの『黒耀宮』にします。現在、Amazonで中古で19800円~とすごい価格になっていますね。

 

①近くの公共図書館にないか探す。

 

豊中在住なので、豊中市立図書館OPACで蔵書検索します。

http://www.lib.toyonaka.osaka.jp/

残念ながらヒットなし。

 

僕は職場が吹田市だったので、吹田市立図書館OPACでも蔵書検索してみましょう。

公共図書館の利用カードの交付条件は基本的に、「在住・在勤・在学」です。

http://www.lib.suita.osaka.jp/

残念ながらヒットなし。

 

(ちなみに、地域によっては「広域利用サービス」というサービスがあり、豊中市民の場合、豊中市以外に、池田市箕面市豊能町能勢町吹田市茨木市高槻市摂津市島本町の図書館の本を借りることができます。)

 

②自分の住んでいる都道府県内の公共図書館にあるかどうか探す。

 

豊中市吹田市の図書館には『黒耀宮』の所蔵がなかったので、次は大阪府内の図書館にあるかどうかを調べます。もし実際に行くことができなくても、同じ都道府県内の図書館に探している本の所蔵があれば、近くの公共図書館のカウンターで申し込みすることで、取り寄せてもらうことができます。同一都道府県内の図書館からの本の取り寄せの場合、送料等の費用は原則無料です。

 

都道府県内の図書館の蔵書の横断検索は、各都道府県立図書館のホームページから可能です。

大阪府立図書館のホームページにある横断検索サイトを利用することで、大阪府内の公共図書館全体の蔵書の検索ができます。※各都道府県によって異なりますが、検索に結構時間がかかる場合があります。

https://www.library.pref.osaka.jp/

しかし、ヒットなし…。大阪府内の公共図書館には一冊もないということが判明しました。なかなか手に入らないですね。。

 

③全国の公共図書館にあるかどうか探す。

 

全国の公共図書館の蔵書を検索する際には、NDLサーチを使います。NDLサーチでは、国立国会図書館、全国の都道府県立図書館、政令指定都市の市立図書館の蔵書を一括で検索することができます。

http://iss.ndl.go.jp/

国立国会図書館東京本館、東京都立多摩図書館横浜市中央図書館に『黒耀宮』の所蔵が見つかりました!以下のURLは、実際の検索結果です。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025885371-0

国立国会図書館や他の都道府県の図書館の本であっても、近くの公共図書館のカウンターを通じて取り寄せが可能です。僕はこの方法で全国各地の図書館から、どんどん歌集を取り寄せて読んでいます。ただ、この場合はいくつか注意点があります。

 

・他の都道府県の図書館からの取り寄せの場合、自治体によっては、送料等の実費を負担しなければならない場合があります。豊中市は無料でしたが、確か隣の箕面市は実費負担だったと思います。

国立国会図書館から取り寄せた場合は、館外貸出不可なので、近くの公共図書館の館内での閲覧のみで、自宅に本を持ち帰ることができません。一定期間取り置いてもらえるので、その期間に図書館に通って読むことになります。

 

無事、東京都立多摩図書館、もしくは横浜市中央図書館から取り寄せてもらうことで、『黒耀宮』をじっくり家で読むことができるということがわかりましたね!

 

④その他の方法

 

CiNii Booksを使うことで、全国の大学図書館の蔵書を検索することができます。

https://ci.nii.ac.jp/books

検索すると、東海学園大学図書館に『黒耀宮』の所蔵がありました。

 

大学図書館は基本的にその大学に所属する学生・教職員のための図書館なので、一般市民の利用は難しい場合が多いですが、国公立大学の図書館は一般市民でも利用カードを作れる図書館が割とあります。利用カードが作れない場合でも、近くの公共図書館で事前に紹介状を発行してもらうことで、資料の閲覧だけなら可能です。

 

もしAmazon等で購入可能な歌集であれば、近くの公共図書館で購入してもらうという方法もあります。メリットは読みたい時にいつでも借りられること、デメリットは購入依頼→購入可否検討→発注→受入→装備→配架となるので、資料が実際に借りられるようになるまで一ヶ月くらいかかることですかね。

 

 

それでは、今回の「短歌における図書館活用法①」はここまでになります!次回は、短歌に関する論文・雑誌記事といった文献収集の方法を、具体的なデータベースを挙げながらご紹介しようと思っています!